












写真集「雷か炎か」
¥3,300 税込
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TITLE: 「雷か炎か」
SIZE: 148mm × 210mm (A5)
PAGES: 80P
PUBLISH: inuuniq inc.
PHOTO & DESIGN: NAOKI KUZE
PRICE: ¥3,300 (tax in)
2025年8月末に表参道・MAT GALLERYにて開催された写真展「雷か炎か」にて出版された同名写真集。
家族と、地元である京都の御霊祭と、祭に携わる人々の一日に密着したドキュメンタリー作品。
以下、ステートメント
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「雷か炎か」
応仁の乱勃発の地として知られ、京都市北区にある御霊神社では、
毎年5月18日に執り行われる「御霊祭」という祭があります。
その御霊祭の神輿を父・恭志は40年間担ぎ続けてきました。
恭志は65歳まで消防士として活躍し、70歳を目前とした現在も消防署に勤務しています。
しかしながら消防に従事する父よりも、私は幼い頃から神輿を担ぐ父の姿が
格好良くて仕方がありませんでした。そしてそんな父をサポートする母の姿も大好きでした。
社会人になってからは私自身も父と一緒に神輿を担ぐようになりましたが、
仕事の都合で2014年に上京してからは私は祭に参加することはなく、
父と神輿を担ぐこともなくなってしまいました。
月日は流れ、2023年に体力的に限界を感じていた父は、
「神輿を担ぐのは最後にするわ」と私に告げたのです。
そして最後の神輿を担ぐ父の姿を見届けることができぬまま、
父は御霊祭の神輿を引退してしまいました。
馬鹿なことに、この時になって私は初めて気づいたのです。
私が物心ついた時から大好きだった神輿を担ぐ父の姿が見れなくなってしまったということ。
祭の日には誰の誕生日や記念日よりもご馳走を作り、神輿を担ぐ父を見守ってきた母の姿も見れなくなってしまったこと。
今まで当たり前に存在し続けると思っていた家族の形が永遠ではないんだということ。
その事実に直面した私はどうしても諦めがつかず、
一年越しに娘にも協力してもらい
父にもう一度神輿を担いで欲しいと願い、了承を得ることができました。
迎えた2024年5月18日。
私は10年前とは違い、担ぎ手ではなく、カメラマンとして父の横に立ち
シャッターを切り続けました。
こうして出来上がったのが写真展 / 写真集「雷か炎か」です。
御霊祭の1日を、父・恭志を中心に、御霊祭に関わる人々と、家族をドキュメントした作品群です。
愛する家族と御霊祭の1日の光景が、
「雷か炎か」に込めた想いが、
誰かの心にほんの少しでも届けば嬉しい限りです。
久世 直輝
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